廊下をリフォームして 入居者を増やそう!
アパートやマンションのオーナーは、建物の外観や部屋に意識が向き過ぎてしまい、その他の修繕にあまり興味を示さないところがあります。特に建物の「廊下」は共有スペースということもあって、修繕を後回しにしてしまうオーナーも少なくありません。
しかし、入居者の第一印象は、最初に足を踏み入れた廊下で決まると言っても過言ではありません。たとえば、いわき市内で外観がモダンで、とても好印象の建物だったとしても、最初に目にした廊下が暗くて汚ければ、入居者希望者のモチベーションは部屋を見る前に下がってしまいます。
お金をかけて部屋をリフォームしても、廊下のイメージが悪ければ、部屋も悪いイメージになってしまいます。そのような建物の環境では、どんなに入居者の募集に力を入れても、決まるものも決まらなくなってしまいます。
建物は外観が大切なのは事実です。これはいわき市内でも郡山市内でも変わりません。しかし、廊下は建物に最初に入った時の第一印象の場となるので、外観と同じぐらい大切な場所になります。廊下の修繕に手を抜いてはいけません。廊下が暗いと防犯上の印象も悪くなります。そうなると、女性やファミリー層から敬遠される物件になってしまいます。
また、オーナーは廊下の劣化に気づきにくいものです。なぜならば、自分の好きな時に物件を見に行くので、足を運ぶ時間帯が昼間の晴天時になるケースが多く、廊下が明るく、問題がないように見えてしまうからです。入居希望者は雨の日に見に来ることもありますし、仕事帰りの夜に来ることもあり、環境的に「暗い」という印象を持ちやすい状況で物件を見に来るケースが多いのです。つまり、廊下は雨の日でも夜でも明るい状況を保持できている場でなければいけないのです。
廊下が暗ければ、電球の数を増やすことをお勧めします。一昔前まではオレンジの電球色を使う廊下が多かったのですが、最近は明るい昼白色の電球を使用するケースが増えています(特にいわき市内の古いアパートやマンションは電球が暗い建物が多いです)。LEDに交換して電気代を安く抑えたいのであれば、これを機に電球の色も変えてみるといいでしょう。
廊下の壁紙や床も明るい色に張り替えることをお勧めします。廊下の場合、高級な壁紙や床シートに交換する必要はありません。共有スペースなので、短い周期で汚れてしまいます。そのような修繕箇所は安くて見た目の良いものに交換すればいいので、価格や質にこだわる必要はありません。廊下は入居希望にとって大切な第一印象の場ではありますが、無駄な経費をかけてまで訴求力をあげるポイントではないのです。
いわき市内でも、独身男性や男子学生に利用してもらうようなアパート、マンションであれば、廊下の修繕にそこまで力を入れる必要はありません。その修繕予算を自転車置き場や駐車場の修繕に回したほうが、直接、入居者が増える施策になります。
このように、見過ごしがちな廊下の修繕ではありますが、実は建物の印象を大きく変えるポイントになります。機会があったら、雨の日や夜に自分の物件に足を運んで、廊下がどのような状況になっているのか、一度チェックされることをお勧めします。